法が成り立つためには条件が必要です

法律と言うのは守らせる人がいないと成立しない物です。
破れば罰則があるからこれを守ろうとするわけであり、罰則がなければ守る人はいなくなります。
罰則と言うのは誰か強い人がいてその人が与える必要があるわけです。
国の場合は絶対的に成立した国があり、その中の機関が罰則を与えるからみんなが守ると言うことになります。
もし国が不安定になり誰も法律を破っても罰則を与えない状態になればその社会は混乱して法律は存在するだけで実際は何の効果もないと言うことになるわけです。
したがって法律は強権を持った物がいることが絶対条件になるわけです。
民主国家でなく、独裁であってもその独裁者が絶対的権威を持って法律を犯したものに罰則を与えることが出来れば成り立ちます。
たとえば国際法も法律ですが、罰則を与える物がいないのでそれほど守られていません。
国際法を守らせる為には国際連合がものすごい力を持たないといけないことになりますが、実際はアメリカと中国とロシアがすべてバラバラであるから統一して罰則を与えることが出来ないのでそれほど効力を持たないわけです。